ここから始める大学IR
大阪大学 スチューデント・ライフサイクルサポートセンター(SLiCSセンター)との共同研究から生まれた大学IR(Institutional Research)用ダッシュボードサービス

IRQuA(イルカ)とは
大学IRで必須とされる入試、学生、GPA、進路を中心とした各種データの可視化に特化したクラウド型のダッシュボードサービスです。
ダッシュボードや各種帳票は大阪大学 SLiCSセンターとの共同研究に基づいて設計されており、大学IRに必要とされる基本的な情報をカバーしています。
データを準備してIRQuAに取り込めば、すぐに必要な情報を確認できます。また、PDFやCSVの出力もできるので、分析結果の共有も簡単です。IRを開始する最初のステップとして、ぜひご活用ください。
IRQuAはこのような課題を解決します
- IRを始めるためのきっかけがほしい
- IRの必要性は理解しているが人材がいない
- 何から分析すべきかわからない
- BIツールを使いこなせる自信がない
- IRに費用をかける余裕がない

IRQuAのサービスコンセプト
IRQuAはシンプルな操作性とわかりやすいダッシュボードを重視して設計されています。
IRに十分なリソースが割けない大学においても、最小限の人的リソースと費用で大学IRのダッシュボードを作成できます。大学IRをスタートするためのツールとして最適です。
共同研究の結果をIRQuAにフィードバックさせることで、今後もダッシュボードの追加など継続的な機能拡張を提供していきます。さらにIRQuAユーザー限定のセミナーを定期的に開催するなど、IRの運用面でもフォローアップを行います。

IRQuAで集計できる主な指標
入試ダッシュボード

学生数ダッシュボード

GPAダッシュボード

進路ダッシュボード

各種帳票

- 学部学科別志願者数、入学者数
- 出身高校の所在地別入学者数
- 学部学科別学生数、休学者数
- 学部学科別留年者数、退学・除籍者数
- 学部学科別卒業者数、進学者数、就職者数
IRQuAの利用シーン




料金プラン
プラン | 対象学生数 | ユーザー数 | 年間利用料(税抜) |
---|---|---|---|
プラン1000 | 1,000人まで | 3人 | 298,000円 |
プラン3000 | 3,000人まで | 5人 | 348,000円 |
プラン5000 | 5,000人まで | 7人 | 398,000円 |
プラン10000 | 10,000人まで | 10人 | 498,000円 |
プラン20000 | 20,000人まで | 10人 | 698,000円 |
プラン40000 | 40,000人まで | 10人 | 998,000円 |
- 「対象学生数」は、1年度あたりの人数です。
- 例えば、1年度あたりの学生数が1,500人の場合は、扱うデータが複数年度分であっても、プラン3000でのご利用が可能です。
セキュリティー
IRQuAはセキュリティーを重視しており、学籍番号や受験番号などの個人を識別できるデータを別のコード体系に置き換えて管理しています。
その他、さまざまなセキュリティー対策を実施しています。

データの暗号化
アップロードされた全てのデータに対して暗号化を実施しています。
IPアドレス制限
大学のIPアドレスからのアクセスのみに制限することができます。
2段階認証
スマートフォンを用いた2段階認証を設定し、ログインのセキュリティーを強化できます。
WAF・脅威検知
外部からの攻撃をブロックするWAFを導入しています。また、外部からの不正なアクセスなど、セキュリティー上の脅威をいち早く検知します。
導入までの流れ
- 1. お問い合わせ
- まずはお問い合わせください。サービス紹介資料とヒアリングシートをお送りします。サービスの説明やご質問など、必要に応じてお打ち合わせ(Web会議)を行います。
- 2. ヒアリングシートのご記入
- IRQuAのプランやユーザー数などのヒアリングシートにご記入頂きます。
- 3. ご契約
- プランや利用開始時期を決定し、契約を締結します。
- 4. ヴェルクにてデータ準備(導入支援サービスありの場合)
- 「導入支援サービスあり」でご契約頂いた場合は、ご準備頂いたデータを弊社で登録致します。
- 5. 利用開始
- サービス利用開始日になりましたら、IRQuA管理ユーザーのアカウント情報をお送りします。
IRQuA開発の背景
「ヴェルクさんはなぜ大学IRの支援をされているんですか?」と質問を頂くことがあります。
ヴェルク設立当初は、お客様の業務システム等の開発を行う「受託開発事業」がメインでしたが、そこから派生して流通小売業やメーカーなどの分析用基盤の構築、データ分析支援などの案件を行うようになりました。
そして2013年、当時日本に上陸したばかりのTableauなどの新しいセルフ型BIツールとの出会いに加えて、ある大学様より「ヴェルクさんのデータ分析やITに関する知識を本学の大学IRに持ち込んでほしい。畑違いという遠慮は無用です。」というお声がけを頂いたことが大学IR分析支援を事業化するきっかけになりました。
それ以来、弊社は約10年にわたり国立大学、私立大学を問わず多くの大学のIR支援を続けてきました。支援内容は、トピック分析、IRの情報を集約する統合データベースの構築、教職員の皆様に対するBIツールのレクチャー、学内のIR担当者が繰り返し分析できるスキーム整備、IRをテーマとした全学FD・SD研修会の登壇など多岐にわたります。
さまざまな大学のIRに関わる中で、そのスタート段階では「何から着手すれば良いのかわからない」「データが整備されていない」「BIツールの調達や習熟のために投下できるリソースが足りない」など多くの大学に共通する「つまづきポイント」があることに気がつきました。そしてそれぞれのポイントを体系化して整理していく過程で、大学IR分野に突出した知見を持つ大阪大学 スチューデント・ライフサイクルサポートセンター(旧 高等教育・入試研究開発センター)との共同研究と研究室の設置という機会を得て、本格的なIRQuAの開発が始まりました。
このように、IRQuAはさまざまな大学と共にIRの課題と向かい合ってきたヴェルク自身が、その経験やノウハウを活かして研究開発したサービスです。今後も、共同研究やご利用頂く大学様のフィードバックを得て継続的にサービスを拡張していく中で、より多くの大学のIR活動の効率化に寄与したいと考えています。