e-Statで令和7年度学校基本調査のデータが公開されました。
これを受けて、IRQuAのオープンデータダッシュボードを更新いたしましたのでお知らせいたします。
オープンデータダッシュボードについて
オープンデータダッシュボードは、学校基本調査の公開データをもとに、大学IRに関連する統計情報を可視化したダッシュボードです。
現在、以下の2種類のダッシュボードをご提供しています。
- 【統計】18歳人口と大学入学者数
18歳人口や大学入学者数の推移、出身高校の所在地と大学の所在地の関係(地域間流動)などを確認できます - 【統計】卒業後の状況
大学卒業者の就職先を職業別・産業別に確認できます
いずれも必要なデータは予めIRQuA側で用意していますので、データの準備やアップロード作業は一切不要です。
IRQuAにログインすれば、すぐにご利用いただけます。
今回の更新により、2016〜2025年度のデータをご参照いただけるようになりました。
なお、18歳人口については2028年度までの推計値も含まれています。
ここでは、更新されたデータの内容を少し見ていきたいと思います。
18歳人口と大学入学者数
18歳人口の推移
まず18歳人口の推移を確認すると、2018年以降は減少傾向が続いていましたが、2025年度は約109万人となり、7年ぶりに増加へ転じました。
2026年度も微増が見込まれていますが、2027年度以降は再び減少に向かう見通しです。

大学入学者数の推移
一方、大学入学者数はどうでしょうか。2025年度は約64.6万人となり、過去10年間で最多を記録しました。
設置者別に見ると、私立大学が前年比+3.2%と増加を牽引しています。
18歳人口の減少が続く中でも、大学入学者数は堅調に推移してきたことがわかります。

地域間流動
このダッシュボードでは、出身高校の所在地と大学の所在地の関係を可視化した「地域間流動」のグラフもご確認いただけます。
2025年度のデータを見ると、関東の大学への入学者のうち約75%が関東出身となっており、この傾向は例年と大きく変わっていません。
各地方の学生がどの地方の大学に進学しているか、全体像を俯瞰するのに便利なグラフとなっています。

卒業後の状況
続いて、「卒業後の状況」ダッシュボードを見ていきます。
職業別就職者数
職業別に見ると、「専門的・技術的職業従事者」が全体の41%を占めており、4年連続で最多となっています。
次いで「事務従事者」「販売従事者」がそれぞれ約24%で続いており、この3つの職業で全体の約9割を占める構造は近年変わっていません。

産業別就職者数
産業別では、「卸売業・小売業」「医療・福祉」「情報通信業」が上位3位となっています。
注目すべきは情報通信業の推移です。
2021年度には全体の10.9%でしたが、2025年度には11.7%まで上昇しており、IT人材への需要の高まりがうかがえます。

まとめ
オープンデータダッシュボードは、データの準備やアップロード作業なしでご利用いただけます。
全国的な傾向を把握したい場合や、自学のデータと比較する際の参考としてもご活用ください。

